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再訪問
 一度、伝道に訪問した家をもう一度、あるいは何回も訪ねること。雑誌(「ものみの塔」「目ざめよ!」)を受け取ったり、「忙しい」という理由で断られた家に対して行う。しつこい訪問が嫌なら、きっぱりと断った方が得策でしょう。

 

サタン
 JWが忌み嫌う、神の反逆者・敵対者の霊。「悪魔サタン」とも。その昔、エバ(イヴ)をだまして神に背かせたんだとか。この世の中を支配し、牛耳っているんだとか。JWを堕落させようと躍起になっているんだとか。JWにとって都合の悪いことは、み〜んなサタンのせい。私だって、このHP見つかったら「サタンの手先」って言われちゃう。一般社会では、「サタン」ってどれくらいメジャーなんですか?某パズルゲームのボスキャラは「サタン」だし、某格闘マンガでは「ミスター・サタン」ってトホホなキャラも登場したけど…。

 

雑誌経路
 定期的に雑誌を受け取るようになったお宅のこと。奉仕中「あ、次の2番の○○さん、私の雑誌経路なので飛ばして下さい。」という会話がなされる。そのお宅には、その姉妹以外、訪問できなくなるのだ。なんとなく「私の客よ!あんた勝手に客とるんじゃないわよ!」って感じ…。

 

賛美の歌
 JWが集会や大会の講話の合間に歌う、独自の賛美歌。正式には「エホバに向かって賛美を歌う」。1番から225番まである。合唱の経験のある私にとって、賛美の歌は結構好きだったなぁ。曲のセンスはともかくとして、おっきな声出して歌えるから。***みなさんは何番がお好き?***MIDI試聴はこちらから。***

 

司会者
 研究の先生役のほう。組織の末端で洗脳活動を推進する人たちのこと。また、集会の司会者も当然、「司会者」と呼ばれる。みの○んたや関口○ではない。

 

実演
 奉仕会などで、伝道や家族の話し合いなどの場面を想定して行われる寸劇。「けっ、こんなにうまくいきゃー、何の苦労も無いんだよっ。」と思えるものばかり。それでも終わったら、拍手しなきゃいけないんだよなぁ。かなり設定に無理があるのも結構あった。30代の女性が小学生相手に「おばさんねぇ、夫婦関係で最近悩んでいるの。」と相談を持ちかけ、「そうですか。ご一緒に聖書から調べて見ましょう。」とガキが応える。ヘン。

 

死の記念式
 JWにとってもっとも大切な行事。イエス・キリストの死を祝う記念日。主の晩餐とも。毎年、ユダヤ歴のニサン14日(春先の満月の日の日没後)に行われる。酵母を入れないで焼いたぺったんこのパンとワインが聴衆に回されるが、一般の人はこれを食べることが出来ない。「油注がれた者」しか駄目なのだ。普段、お祭りとか禁止されている分、姉妹たちははこの日とばかりにめかし込む。ドレスや和服が群がり、化粧・美容院のにおいが立ちこめる。ちょっとこれが異様な雰囲気で嫌だったなぁ。そうそう、ワインも添加物なしのものでなければならない。が、その会衆の長老が酒に詳しいかどうかで使用するワインが決まる。詳しい長老なら、添加物なしのどす黒い高級ワイン。そうでなければ、「うれ○いワイン」か「デリカメ○゛ン」か「赤○スィートワイン」(藁)。光の天使さんより情報拝借。



自発奉仕
 JWを金のかからない人手として使うこと。大会会場の清掃、ステージや看板の設置、王国会館やベテルホームの建設など、その仕事は多岐にわたる。「自発的な奉仕活動」なんだから、一切金は支給されない。でも大会行ったら、やんなきゃいけないプレッシャーみたいなもの感じるんだよね。喫茶部門の自発奉仕は楽しかったよ。リンゴとかパインとか切って、カップに盛りつけるの。こっそり食べたりして。(^_^;)大会で喫茶や弁当の支給が無くなってちょっと寂しかったな。



支部
 各国に配置されるものみの塔聖書冊子協会の支店。日本支店は、海老名市。本部同様、ベテルと呼ばれる。

 

姉妹
 女性信者の呼称。「兄弟」同様、名前につけて呼ばれる。花子姉妹・鈴木姉妹といった感じ。叶という名字の女性信者がもしいたら、ご愁傷様でした。



集会
 週に5つ開かれるJWの大事な大事な集まり。よほどのことが無い限り欠席は出来ない(最近では、ちょっとした理由で休むJWが多いとか)。会衆によって多少の違いはあるが、火曜日の夜は「書籍研究」1時間、木曜日の夜は「神権宣教学校」と「奉仕会」で2時間、日曜日の午前は「公開講演」と「ものみの塔研究」で2時間、といった感じ。これに各集会の予習時間を加えると、もう集会に縛られてるとしか言いようがない。ものすごいマイコン能力である。

 

14万4000人
 ハルマゲドン後、天から地上の楽園をイエス・キリストと共に支配するべく選ばれた人たち。「油そそがれた者」とも。このうち現在地上に残っている人は「残りの者」と言われる。ん、ちょっと待てよ?これって国会議員が14万4000人もいるようなもんだよな。こんな人数でちゃんと政治が出来るんだろうか?あ、そうか。この人数なら居眠りしていてもバレないんだねっ。

  

証言
 自分の信仰を表明すること。多くの場合、一般の人たちにJWの教義を説明することを伴う。家から家の伝道とその他の非公式の証言に分けられる。JW2世にとっちゃ結構な大仕事。なんせ、自分から「これだ!」と思って信じ始めたんじゃないんだから。それに「お母さんが、駄目だって言うからクリスマス会には参加できません。」とかは駄目。自分の信仰を言わなきゃ駄目なんだって。そんなこと言ったってさ、ないんだもん、信仰…。他に2世が直面する証言例。「校歌歌えません。」「君が代歌えません。」「応援歌歌えません。」「校旗に礼できません。」「柔道できません。」「剣道できません。」「(集会と伝道のため)部活できません。」「生徒会選挙できません。」「年賀状書けません。」うわっ、出来ないことだらけじゃん。

 

書籍研究
 JWの集会の一つ。会衆ごとではなく「群(むれ)」ごとに開かれるので、王国会館ではなく、個人の家で開かれることが多い。私のうちも一時会場になっていた。そんとき親父は、気持ち悪かったべなぁ…。家に帰ったきたらJWだらけ…。

 

神権家族
 家族の全員がJWというファミリーのこと。この家庭に生まれたら、もうJW2世は逃げ道がない。じっと耐えて、抜け出すチャンスを待つしかなさそう…。がんばれ全国…もとい全世界の神権家族の2世!



神権宣教学校
 集会の一つ。「第一の話」〜「第4の話」、「朗読からの目立った点」の5つの講話で構成される。伝道者を目指す人なら献身していなくても入校でき、JWを辞めるまで(つまり普通は死ぬまで)卒業はない。入校しているといついつ講話をするよう「割り当てカード」が神権宣教学校の司会者から渡される。「神権宣教学校・案内書」に書かれている注意事項を良く読み、話を作るようすすめられる。毎回、評価する観点が定められていて、「熱意と温かさを込めて話していたか」「適当な時間だったか(持ち時間の5分を越えてはいけない)」など。そのポイントがクリアできると、記録用紙に「良」がつき、駄目だと「努」がつく。「努」だともう一度その項目を評価されるので、「良」がつくようにがんばるのだ。男性は、演壇から話す普通の講話だが、女性は実演形式。こんな所にも頭の権という名の男女差別が…。私の生涯最後の「割り当て」は、「努」でした…。その評価をつけた兄弟の娘さん(元2世)とはオフ会で知り合いました。

 




スタンド・ファーム
 JWが「エホバの証人」「ものみの塔」という名前を隠すために用いる隠れ蓑組織。ナチスの行ったホロコーストの様子を伝える展示会を開催して、エホ証の宣伝活動を行っている。(ホロコーストでは、ユダヤ人の他、共産主義者・同性愛者・ジプシー・エホ証も迫害を受けている。)札幌で「ホロコースト展」が開催されたとき潜伏してみたが、あれを見て「エホ証宣伝」だと気づかない人はヴァカだろう。「あのー、質問があるのですが。」と受付嬢に言うと責任者のフジワラBが登場。「エホバの証人とはどういった関係ですか?」と聞くと「何の関係もありません。ものみの塔から情報を頂いているだけです。」だとよ!ウソツキっ。stand firmを直訳すると「堅く立つ」。かたくたつ?エッチな意味じゃ…ないよね。←ネタ、スティーブさんより。

聖句
 聖書の一部分。聖句を引用した注解は模範的だと評価される。「そう聖書に書いてあるから」が絶対的な根拠になってしまう。(←どっかの「諸世紀」研究者みたいね。)毎日の標語として「日々の聖句」、年間標語として「年句」が定められる。

 

聖書
 JWにとっては、「新世界訳聖書」のみが聖書である。ちなみに、旧約聖書は「ヘブライ語聖書」、新約聖書は「ギリシャ語聖書」と言う。新世界訳はその両方で構成されている。キリスト教が聖書から神のみ名を削除した、とか批判しているくせに、新世界訳はJWの都合に合わせてあることは周知の事実。こちらの金沢文庫「欠陥翻訳」でご覧下さい。

 

政治的中立
 「世のものではない」JWは、政治的に中立を保っていなければならない。兵役の拒否、デモ・ストの禁止、選挙・投票も禁止。私、未だに投票に抵抗あるなぁ。だけど税金はちゃんと払います。あ、国民年金払ってないJW多いっ!知らないぞ、老後困っても。

 

「聖書物語」の本
 「わたしの聖書物語」。子供のうちからJWへと洗脳するべく、子供向けに書かれた絵本のような書籍。私の時代の挿し絵は2色刷りだったが、最近のは4色刷でカラフル。なんか羨ましいなぁ。内容は、オウムもビックリのあやしい挿絵がいっぱいなんだけどね。

 

聖霊
 エホバの活動力。人格はなく、神の神秘的なエネルギーそのものだと理解されている。何か物事がうまくいくと「ああ、エホバ(の聖霊)が助けてくれたんだわ。」と言ったりする。妖精とか「森の精」とかではない。あ、字からして違うか…>精霊

 

1914年
 「異邦人の時」参照。世界史の得意な人なら、何が起きた年か分かるよねっ。

 

1975年
 ハルマゲドンが起きると、真剣に考えられていた年(過去に何度もはずしているけど…)。信者の恐怖心や切迫感をあおり、信者数を激増させた。映画「パーフェクト・ワールド」はこの時期のJWを描いている。うちのおかんもこの時期にひっかかったっぽいんだよなぁ…。

 

全時間奉仕
 ベテルの印刷工場やその他の施設で働いたり、宣教者として外国に赴いたりして、自分の時間のすべてをエホバに捧げること。「いいよなぁ、げっぷしててもトイレでふんばってても奉仕なんでしょ、なんせ全時間なんだから。」(元カミサン談)

 

千年統治
 ハルマゲドンが起こり、この世の体制が崩れた後、イエス・キリストが王として千年間、天と地上を支配すること。この千年の間に病気・死が無くなり、死者が復活。千年が終了後「試みの時」つまり最後の審判があり、永遠に生き残るか滅ぼされるかが決定する。…JWは離婚を禁じているから、ハルマゲドン生き残っちゃうと1000年、試みの時を通過しちゃうと永遠に一緒の人と添い遂げなければならない(あ、「遂げる」はおかしいか)。

 

「創造」の本
 「生命−それはどのようにして始まったか 進化か、それとも創造か」。一般的に言われている進化論がどれほど間違っているか・JWの言う創造説がどれほど正しいかを「科学的」に述べた本。私は結構好きでしたよ。なんか理科の参考書みたいで。事実の歪曲、でっちあげのための悪引用etc.てんこもり書籍。

 

促成建設
 豊富な人手(自発奉仕者)を使い、王国会館をあっという間に建ててしまう工法。ホントにあっという間ですよ、奥さん。

 

組織
 ものみの塔聖書冊子協会の組織のこと。徹底的な組織主義が行われており、組織に反対する者・疑問を持つ者は即排斥されるケースが多い。初代会長ラッセルは「組織は無意味」って言っていたのに、なぜだろう?

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