僕の趣味はボウリングだ。
少しずつだけど、上手くなってきた。

理想的なボールの軌跡のことを「ナチュラル・フック」と言う。
つまり、素直なフォームでボールを転がすと、自然とボールは少しだけ曲がるのだ。

これは、生き方にも通じるのではないか?
ふと、そんなことを考えついた。
自然に生きれば、その人なりに、少しだけ「曲がる」はずだと。
その曲がりは、ちょっとした偏見であったり、好みであったり、世界の捉え方の違いであったり…。
まっすぐ生きられる人なんていないのに、「まっすぐ進めます!!」という集団がある。そういう人たちに限って、生き方はひどく曲がっていたりする。

僕は、これからもナチュラル・フックのボールを転がし続けたい。
僕は、これからはナチュラル・フックに生きたい。

スピッツは
「バスの揺れ方で人生の意味が分かった日曜日」
なんて歌っているけど、
僕は、ボールの曲がり方で、何となく「生きる」って意味を感じた。

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