は
背教
読んで字のごとし。教えに背くこと。ま、JWの場合、組織・協会に背くことを意味するから、「背協」の字を当てた方が良いと思うんだけど。
排斥
JWであることを辞めさせること。重大な悪行を犯し悔い改めなかった者、組織に反抗したり、疑問を抱いた者が排斥の対象となる。排斥は、審理委員会という裁判にあたる話し合いが幾度か開かれなければ決定しない。が、審理委員会の中身は検察側も弁護側もないので、一方的に排斥されてしまう場合が多いようだ。排斥後は信者とは口もきけない。ひどぉ〜いよねぇ〜。
迫害
外部の人間が、JWに対して行う暴力的な圧力。JWは迫害を受けることによって自分の信仰が試され、また「真の宗教は迫害の対象になる」と考えているため、多くの場合迫害は逆効果になる。うちのおとんは、これによって諦めてしまった。ごめんよ〜パパぁ。
バプテスマ
洗礼のこと。献身したことを公に知らせるための、水の中に完全につかる儀式。バプテスマは、大会中のお昼休みに行われる。現在は大会会場に特設されたプールで行うが、昔は近くの銭湯などでも行われていたらしい(母親談:ホカホカで気持ちよかったそうです)。狭義では、「献身」と同義で使われる。ネット用語:バプる
発表文書
大会中に発表される書籍のこと。大会終了後、伝道者なら一人1冊(小冊子の場合2冊)無料で(つまり寄付制)受け取ることが出来る。大会のプログラムには「この内容は新しく発表する書籍に書いてあります」というのがあるのだが、話を聴いていると、なんとなく「あ、この内容は発表文書があるな。」と分かってしまう(講演者の口調が明らかに早口になったり、参照聖句も聴衆が聖書を開く時間を待ってくれなかったり…)。そういうときは、わざわざメモをとらず文書の発表を待つよろし(^_^;)
パープル・トライアングル
第二次世界大戦中、ナチによって捕らえられ強制収容所に収容されたJWの通称。支給された囚人服の左胸に宗教思想犯(国際聖書研究者。現エホバの証人)の目印として「紫の逆三角形」が縫いつけられていたことからこの名が付いた。BBCがパープル・トライアングルについて特集した番組を制作、ものみの塔が著作権を買収。現在ではものみの塔がビデオを製作している。ドイツ語の上に英語が吹き替えされて……全然聞きとれん!!
ハルマゲドン
一般には、人類最終戦争と定義されているようだが、JWは「神による裁き」と考えている。この世の中の諸体制が滅び、JWだけが生き残れる。JW2世は、よくハルマゲドンの夢を見てうなされる。私も例外ではなかった。火の雨が降ったり、大地震で地割れしたり、でも王国会館だけは無事っていうおきまりの夢です。ネット用語:はるまげ、げどん
反抗的
会衆、長老、組織、親の言うことをきかないこと。
ひ
非公式の証言
一軒一軒訪問して伝道するのを「公の証言」と言うのに対し、道端で出会った人や、未信者の家族、学校・職場の人に”真理”を伝えることを非公式の証言という。この場合でも、費やした時間を「奉仕時間」として報告できる。法学のテストで「輸血拒否問題」が出題され、回答時間そっくり報告しました。f(^_^;)駅前のロータリー、地下鉄の出入り口、ショッピングセンターの駐車場などに出没中。笑顔で「あ、姉妹、ご苦労様。」と言ってあげよう。←JWと勘違いされて、つきまとわれません。
筆記の復習
半年に一度、「神権宣教学校」で行われる期末テストのようなもの。25分間で、かなり難しい質問に答えなければならないが、前もって問題用紙は「王国宣教」の折り込みとして渡されているので、予習できる(鉛筆で答えをうすーく書いておくのがコツよん)。以前は、回答の直前に配られていた(この時代はコツが通用しなかった)。
羊とやぎ
JWとなり永遠に生きる可能性を持った人を「羊」、そうではない人を「やぎ」という(イエスの例え話より)。どうもジェホヴァはロングヘアがお好きなようね。(爆)
必要の大きな所
長老や奉仕の僕、開拓者、伝道者が不足している地域、また会衆。血気盛んなJWは、このようなところへと移動するよう協会に申請する。承認されると、「必要の大きな所へ遣わされた」という言い方をする。JWの世界では誇らしいことだが、実際は結婚相手を求めて移動する人もいるようだ。ジジババばかりの過疎地が多いんだけど…。
日々の聖句
正式には「日ごとに聖書を調べる」。毎日、1カ所ずつ聖句があてがわれ、1日の標語のようになっている。もちろん毎朝読むように薦められているが、多忙な方々はなかなか実行できない。私は高校の修学旅行に持っていった経験アリ。当時は敬虔だったのね。昔、本国アメリカの宣教師が「ヘビの飼育」と言ったというベタなネタがある。
ふ
部活動
奉仕や集会のための時間が削られるため原則的に参加してはいけない課外活動。とは言いつつ、文化系の部活に所属している人は少なからずいたし、私も合唱部に半年だけ所属していた。うちのおかん、よく許してくれたなぁ。
不活発
1ヶ月間の奉仕時間が1時間に満たなかった伝道者のことを「不活発伝道者」という。「牧羊訪問」という名のお説教が待ってるよん。
不定期
集会や奉仕に、たま〜に顔を出してくる伝道者。敬虔なJWは定期的な活動を求められるため、もちろん不定期伝道者は肩身が狭い。だから、ますます行かなくなる…ってまるで不登校と一緒じゃねぇか!
不道徳
JWの厳しい道徳基準に達しないこと。特にエロ系に関しては「性の不道徳」と言い、厳しい基準がある。「不道徳な書籍」→JW語を訳すと→「エロ本」。
ブルックリン
ものみの塔聖書冊子協会の本部があるニューヨークの地域。アメリカ合衆国ペンシルバニア州。協会はブルックリンの独占する勢いで土地を買い占めているという。いつの日か、ブルックリンは、「ワッチ・タワー・シティ」と改名するだろう(爆)。余談だが、ボウリング用語で「ブルックリン」というと、ねらいと反対側のヘッドピンやや左のことをいう。9.11同時多発テロで、「なぜブルックリンに落ちてくれなかった?!」と思ってる元JW、多いんじゃないですかね〜。(w←不謹慎
「ふれ告げる」の本
「エホバの証人−神の王国をふれ告げる人々」。JWの歴史をJW側から述べた分厚い本。その序文には、「本書の編集陣は客観的に物事を見,ありのままの歴史を呈示するよう心がけました。」と書かれているが……。その真偽のほどはいかに?興味のある方は、R.フランズ著「良心の危機」を参照されたし。
ブロシュア
もともとは「小冊子」という意味。ものみの塔・目ざめよ!サイズの雑誌。大会の発表文書になることも多い。
へ
兵役拒否
JWは「もはや戦いを学ばない」(イザヤ2:4)ので、当然兵役も拒否しなければならない。日本でも第二次大戦中、旧日本支部の「灯台社」の成員が兵役を拒否したことが記録に残っている。海外では現在でも兵役拒否をしたために投獄されるケースが多い。投獄されたくなければ賄賂を払おう!(実際にそうしている国アリ。しかも統治体の判断で。)
ベテル
ものみの塔聖書冊子協会の本部、また支部のこと。「神の家」の意。莫大な出版物を作り出す印刷工場や居住施設、大会ホールなどが建ち並んでいる。
ベテル家族
ベテルで働く奉仕者のこと。「ベテル奉仕者」とも。はっきり言ってベテルに住んでいる者は、本当の家族以上にプライバシーが無視される(見学者に個室が公開されちゃうんだって)。ベテルで結婚すると、夫婦ゲンカもできません。前にも触れたが、ベテル経験者は地方ではヒーロー・ヒロイン。しかし実際は、JWエリートコースを上り詰めようとするヤンエグ志向者であることが多い。
ベテル・ホーム
ベテルの施設のこと。心休まるスイート・ホームかどうかは分からないが…。
ほ
奉仕
概ね伝道のことを指す。横文字にして「ボランティアでまわってました〜。」なんて言って伝道してる人もいるとか。
奉仕会
JWの集会の一つ。諸連絡や伝道の実際的方法について扱う。
奉仕の僕
長老の補佐を行う男性信者。普通は若い「兄弟」か、献身してしばらくたった「兄弟」がなる。長老になるための登竜門的意味合いが強い。
奉仕報告
伝道者が月に1度報告しなければならない報告書。奉仕に費やした時間、配布した書籍・雑誌の配布数などを記入し、王国会館に設置してある報告用紙入れに投函するか、奉仕監督に渡す。時間を少しでも多く入れるために涙ぐましいコソクな手を使うJW。未信者の夫に証言してから伝道に出かける妻、ノロノロ歩いて時間をかける牛歩作戦、天気の悪い日・寒い日はぬくぬくと研究参加、途中の食事時間も奉仕時間に含めてしまうetc.ううっ、コソク!
訪問拒否
JWの訪問を一切受けなくなる裏技。「もう、来ないで下さい。」というと、訪問拒否宅とカウントされ訪問リストからはずされる。し・か・し!ほとぼりが冷めた頃を見計らってまた訪問を開始するので要注意!(なんにだ?)
ほかの羊
14万4000人からあぶれた大多数のJWのグループ。「大群衆」とも。天へ行くことは出来ないが、地上の楽園で永遠に生きる希望がある……だそうだ。
牧羊訪問
長老が不活発な伝道者・研究生の援助のために訪問すること。長老は2人以上で訪問しなければならない。多くの場合、お説教の場となる。はぐれた羊を連れ戻す羊飼いになぞらえられているんだろうが、牧羊犬に足噛まれているような気分よ。がぶがぶ。
ホロコースト展
スタンド・ファームの欄を参照。